私、倉島菜々子は急いでいた。

このままだと、遅刻ギリギリなのだから!

私は足が速い事を鼻にかけてのんびりしていた。意外と、ダメだったけど。駅まで辿りついて、息つく間もなくダッシュで改札を抜けた。