青年はステッキをカツカツと音を立てて近づいてきた。

俺「あ、あんたは誰だよ…!
ここが天国じゃなくて、地獄でもないって…
ま、まさか…死に損ねたんじゃ…」

?『いえいえ、あなたは確実に死にましたよぉ〜海の藻屑です。』

こいつは1つの飴を取り出しそのまま口へと運んだ。

俺「だったらなんで…!」

?『だから、ですよぉ?』

気味の悪い笑顔を貼り付けたこいつはそのまま俺の目の前でしゃがみ、俺と目線を合わせた。