同期以上、彼氏未満

「へえ、なんか運命の再会ってやつ?」


「最初はそんなこと思ってなかったんだけど、話してるうちに先生のこと好きだったのを思い出して。


それとなく聞いたら、今はフリーだっていうし。


とりあえず連絡先交換して、その日は帰ったんだけど。


次の日に先生から電話があって、ドライブに誘われて。


で、なんとなく雰囲気でホテル行って、最後までしちゃったの」


「詩織にしては、大胆だね」


「だけど、私を家の近くまで送ってくれた時に先生のスマホが鳴って、画面が見えちゃって。


美保、って名前だった。


先生、めっちゃ焦ってて。


私は遊びだったんだな、って納得したんだけど」


その時、ドアをノックする音がして、


「詩織、入るでー」


昴がフラリと入ってきた。


「いらっしゃい」


「遅なったな、ちょっとあっためてたんや」


昴が持ってきたのは、おなじみの豚まんだった。


「昴ありがとー、これ大好き!」


「昴の大阪みやげって、これだったんだね」


3人で乾杯して、ハフハフ言いながら食べた。


「で、聞こえたんやけど、詩織はまだその先生のことが好きなんか?」