「ここが大宮先輩の使っていた部屋ですよ!」

晴斗は両親のことも覚えていなく、晴斗の部屋は弟さんが使っているため実家には戻らず、私と住んでいた部屋に戻ってきた

「共有スペースはここで、お互いに好きに使っていたので自由にしても大丈夫ですよ」

「あのさ、俺と三浦さんって…「三浦でいいですよ。病院でも説明しましたけど、ただの先輩と後輩ですよ!私のこと女と思っていなかったみたいで、先輩は女嫌いでしたからね。たまたま、部屋を探して成り行きですよ」

今、目の前にいる晴斗は私のことを一切知らない晴斗


大丈夫
私ならできる
いつまでも甘えてはいられない