「思い出話に花咲かせるところだろうけど、いこっか」 前の麻耶ちゃんとは思えないほど暗い表情。 向かって、着いた先は お墓。 亜紀くんの。 「⋯⋯亜紀くん」 やっぱり、お墓の前に立つと涙が出てくる。 「菜美。まずは手合わせよ?」 「うん」