ふぅ。やっと書けた。 毎日書いてた日記がこんな時に役に立つなんて。 亜紀くんも、この手紙を読んだら喜んでくれるかな。 って、もう時間だ。出なきゃ。 「麻耶ちゃん、多紀くん。久しぶりだね」 「久しぶり、菜美。何年ぶり?」 「5年ぶりくらいか?」 「そっか。そんなに経つんだ」