トントン……ガラ

公生知沙『スースースー』

(寝てる……)

私達にはもう、身内がいない。おばあちゃんもおじいち
ゃんもいない。
親戚だっているかどうかさえ知らない。
いたとしても会ったことない親戚にお世話になるわけに
はいかない。
扶養する義務だってないほどの遠さだろう。










私がこの子達を養わないと。












私がこの子達の親になる









私が決意した日











新たな運命が動き出す。

















?『あっついな……。 』

「キャプテン!休憩終わりっす!」

?『あ、おう。』









そして、夏休みが終わる