「あ、ありがとうございます!」








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『 君は、元々バレーをやっていたそうだな?』

「あ、はい!小学生から、高一の夏まで」

『 ほう、ではなかなかの技術なんだろうな。』

「いえ、そんなことは」

『でも、災難だったな。ご両親亡くされて、下のご兄妹を育てるためにバレーをやめて、こうやって大学ではなく仕事に就いて。』

「いえ、災難ではありません。」

『 え?』

「確かにバレーをやめたことは残念ですが、全て自分の意思ですから!2人の成長のためにやってきたことです。悔いはありません!」

『そうか……いいお姉ちゃんだな。 』

「そうだといいです笑」