ぬくもりのそばで

「公生…………ありがとう。」

公生『!!……ねーちゃん……』

「そんな風に言ってもらえるだけで嬉しい!」

「確かにね、資格の勉強は高卒でもそれなりの会社に雇って貰える可能性を高くしたかったから。でもね、それって結局自分のためじゃん?私にとって利益になるんだよ。2人のために無理してとりたくもないものとったわけじゃないんだよ?だから、責任感じることじゃないんだよ。」

公生『 ……。』

「知沙、公生」

公生知沙『 ん?』

「おねーちゃんだけしかいないってこと、嫌だ?」

公生知沙『全く!! 』

「おねーちゃんも、嫌じゃない。寧ろ今、私がこうして居られるのは2人がいるから。2人がいなかったらおねーちゃん今頃壊れてる。」

公生知沙『……。 』

「2人の成長が私の生きがい。」

「でね、おねーちゃんと約束して欲しいことがあるの」

公生知沙『なに? 』

「やりたいことをやって。公生はさ、バスケずっとやってるじゃん。でさ、夢はバスケ選手でしょ?」

公生『 うん……でも……』

「遠慮しないで。私は2人にやりたいことをして生きてもらいたい。知沙は歌手になりたいんでしょ?」

知沙『 うん……』

「やったらいいよ。公生だって、中学でバスケ続けて、高校でバスケの強豪校いってバスケ選手めざしたらいいし、知沙だって、ボイストレーニングでもなんでもやってみて歌手目指したっていいの。」

「お姉ちゃんの生きがいは2人なの。2人が成功してくれたら嬉しいよ。でも、それは1番じゃないの。2人が笑って好きな事に没頭して人生歩んで欲しい。」