私は本井佐那。
親友であり幼なじみの水瀬陽世は私にとって大事な存在です。
あの子の両親が亡くなって、あの子は弟達の親代わりになるつもりみたい。


ただ……

陽世自身は大丈夫なのか。元々泣く事がない子だけど、
両親が亡くなってから1度も泣いていない。
いつか、何かの拍子に壊れたりはしないかな……。

陽世は、天真爛漫というか、自由奔放というか。
確かにかなり変わってる。
表面的にはヘラヘラしてても、実は一本筋が通ってる。
1度決めたことは曲げたりはしない、そんな子。
だから、頼りにしてる。







力になりたい……


『よし。 』