先生「水瀬、ご両親のこと、残念に思う。」

「……先生!!そんなに気を遣わないでください!!私は大丈夫です!!いつか、人は死ぬ。それが少し早まっただけです。そりゃ、最期の終わり方が、無念ですが、仕方ないです。絶対なんてこの世にないですから。」

先生「……そうだな。分かった。じゃあ、本題だ。これからはどうするんだ?身内もいないんだろう」

「あーそうですね。だからバイトするつもりです。遺族補償金や、親の貯金もありますし。余裕のある生活は無理だけど、なんとかしてみせます。部活はやめないといけませんが笑笑」

先生「そうだな。弟たちはどうするんだ?知り合いに預けたりするのか?まだ幼いだろう。」

「私が親代わりになって育てます。」

先生「……え?……でもそれは負担が大きくないか?言ってもお前、まだ高校生だろ?しかも幼い子供2人を1人でって……」

「1人じゃないです。私には佐那がいます。」

先生「……そっか。分かった。何かあったら言ってくれ。何とかする。」

「はい!!ありがとうございます!!」

先生(あいつ、強いやつだな……)