あの合コンの日から2週間ほど経ったある日。
お昼ご飯を食べている最中に……
「そういえばさ、望叶って…
飛翔さんと、どこで知り合ったん?」
と、急に彩実が聞いてくるから、びっくりして飲んでたジュースを吹き出しそうになってしまった。
彩実には、過去に“飛翔”という彼氏がいたこと。
その彼氏が亡くなっていること。
未だに忘れることなんてもちろん出来ないけど、ずっと好きなままで他の誰とも恋を出来ないこと。
この3つくらいだけは言ってある。
でもどこでどう知り合って、どうなったとか細かいことは全く話していない。
「そっかぁ…彩実にそこまでのこと言ってなかったっけ…?」
「うんー、できれば教えて欲しいな〜?
望叶ともっと恋バナしたいし!!」
飛翔との話なんて、今まで誰にも言ったことなかった。
わたしの心の中でだけ生きててくれたらいい。
他の誰にも知られなくてもいい。
ただわたしだけの心の支えになってくれたらいいと思っていたから。
でも、彩実と仲良くなって、なんでも話すようにまでなったけど、飛翔のことだけは全部は話していなかった。
だから、せっかくの機会だし…
と思って、彩実にはちゃんと言っておこうと思った。
