「了解、長谷川くんと資料確認したら、
配置に入るわ」

慌ただしくスタッフルームを出ていく
竹内くんを見送り、資料に向き合う

うん、これなら何とかなりそうかな

「じゃあ、長谷川くんは斉藤くんのいるインフォで
私は受付の補佐でいきましょう
斉藤くんがいるから英語は大丈夫だろうから
日本語、中国語の問い合わせで補佐することを
メインに乗り切りましょう
何かあればインカムか私に連絡で」

「わかりました
チーフこそ、何かあれば連絡してくださいね」

「ん?そうね、ありがとう
お互い無事にひとまずお昼ご飯まで
乗り切るよ」

「はい!頑張ります」





受付からチラッとインフォメーションブースを
見ると、斉藤くんが忙しなく指示をだして
準備中のようだ…まあ、長谷川くんなら
大丈夫だろう
あ、斉藤くんと目があった…
おっと…自分の彼氏にドキっとしてる場合じゃ
なかった 
軽く頷いて受付ブースの用意に取りかかる
あれ?受付って…2人だったかしら

「お疲れさま、櫻田です
ヘルプで補佐にきました
よろしくお願いします」