その姿をじぃーと見つめてしまう私の手を引いて
ベッドまで連れて行ってくれると
私をベッドに寝かせて横に滑り込んでくる

後ろから抱きしめられるように
お腹に手を回されて、啓太の私より高い体温に
引き込まれるように眠気に誘われる頃

耳元で「おやすみ」と囁く声に
少しビクっと感じながらも
心地よい眠りについた


ーーー

ん…なんか落ち着く匂い
あったかい
心地良すぎて起きたくない

寝返り打って目の前のイケメンに
驚く…もうここまでが朝のルーティンだな

睫毛長いし肌きれい鼻筋通って高い
唇もかさつきなしで美味しそう

あ…いかん
朝から盛ってしまう
でも、食べる…柔らかい気持ちいい

ん…あれ、だんだん濃密になってくるな
そりゃそうだ起きてらっしゃいましたか

「おはよう 啓太」

「おはよう 朝から襲ってくれてありがとう
なんか、俺の理性試されてる?」

あ…やっちゃったかも

「ううん、私の本能が正直すぎただけ
先にシャワーどうぞ
朝ごはん用意してるね」

そそくさと部屋を出て行く莉子を見送り
一息ため息をついて反応した身体を無視して
シャワーに向かう