「謝ることじゃないから
頭痛だけ?お腹温めたら楽になる?」

「うん、軽い頭痛だから酷くなる前に
薬飲んでおこうと思って、そうだね温めたら
楽になるかも」

「それなら、このまま抱きしめて寝る理由が
できた。まあ、理由がなくてもするけど」

「う…うん、それは嬉しいかな
啓太はわたしを甘やかすのがうまいね」

「うん、ドロドロに甘やかして
溶かしたいね いろんな意味で」

うわーなんか甘いのにエロい
エロいと思ってしまうわたしもエロいか

「それは、もうちょっと待っててね
なんでこんなに自爆的にハードル上げてるのか
よく分からなくなってきたけど…

つまりはそれくらいわたしを見てほしいって
ことね。うん、理解したわ」

抱きしめられる腕に力が強くなる
多少の苦しさと嬉しさに
振り向いて唇の端にキスをする

「っ本当に…可愛いくて…愛しくて
補佐なんてガードがないと会社でも
抱きしめて…キスして…
ドロドロにしたくて…たまらない」

一言一言キスの合間に言われたわたしも
たまらないよ

そっか…それで物理的に距離をおける
他チームの助っ人にあっさり行ったのか…

「うん、それでもわたしの近くに居て欲しいから
終わったら戻ってきてね
補佐の啓太も好きよ」