「さあ、お二人ともお疲れでしょうし、
カフェでもいきますか?それとも家に向かいますか?」

「ん〜〜、琴葉さん、どっちがいい?私はどっちでもいいよ。あ、でもトイレいきたい」

「僕が付いていきましょうか?下の階にあるんだけど」

「いや、大丈夫とおもう。カフェで待っててくれていいよ。あ、でも迷って返って来れなかったら怖いなぁー」


「ユノさん、それなら大丈夫。
その腕時計、GPS付きだからすぐ居場所がわかりますし、もしもの時は迎えにいきます」





「は?」

「エッ?⁈」


「わ、私の時計、に、も?」



「あ、はい。もちろん」


「…‥。」


「え?何か?」
彼は
悪ぶれもなくさらりと言いのけた。



「な、なんで、GPSが、
う、腕時計に‥⁇」





「決まってるじゃないですか。
お二人を危険から回避させるのが
僕の仕事ですしね。あ、
由乃さん、最近は帰宅が夜になってましたね。駄目ですよ。フランスは特に日の暮れが早いんですから、今までみたいにはいきませんよ。危険すぎます」


「琴葉さん、日本かえろうか!」

「そうだね。私も思った」



彼は、やっぱり
ぶっとんでいた…。


「ええーっ!そんなあ〜っっ」



「‥‥。」