「そういえば次の授業何?」



「数学だよ。」



「ありがとーのあ。」



「どういたしまして。」



大丈夫!今日はちゃんと課題してきたし。



それにしても数学の先生って怖いんだよなぁ。



特に怒る時とか。想像するだけで怖いな。



「早く席つけー!授業始めるぞー!」



考えてたらもう来ちゃった。今日は忘れてないし、怒られないよね。



「起立。礼」



「じゃあ、後で課題回収するからなー」



周りから良かった、なんて声が聞こえる。



さて授業に取り組もう。



トントン



ん?隣から肩を叩かれる。………ん?



隣?…譲葉君?…



「どうしたの譲葉君。」



「課題、見せて」



「忘れちゃったの?」



「……いいから見せて。」



可愛いな、ホント。



たまに私なんかが隣でいいのか、と思ってしまう。



そして水城君に見せてもらえばいいじゃんって思ってしまう。



なんで私?こんな普通な私なのに。



そんなこんなで時間が過ぎる。



「課題、回収するぞー」



トントン



また!?運が良いのかな!?



「何かな」



「さっきはありがとね。怒られなくて良かった。」



「良かったね、譲葉君。」



会話少し出来た!!嬉しいな。



……待って。なんか私恋してますって感じじゃない!?



な訳ない!私が…するわけないじゃん。




恋なんか。