うつくしと思うのはキミだけ




その日の放課後、私は陽姫に委員会の仕事を手伝ってほしいと言われ、教室に残っていた。


そんなとき


「あの榛名ってヤツ、うざくない?」


「ほんとに!姫と一緒にいないで欲しいっつの」


「姫と釣り合ってないの、わかんないのかな」


三人組の女子が私一人の教室に入ってくる。


「まじキモイって、あ、、、」


三人は教室にいた私に気づく。


「別にビビることないって。今までさんざん悪口言ったってなにも言わなかった子だし」


「まー、そーだよねー」


やっぱり聞こえるように言ってたんだ。


「あ、姫だ!裕美もいる!」


三人組が廊下を覗いて数秒後、陽姫と池田さんは教室に入ってきた。


「小町!遅くなってごめんね!」


「え、あ、う、うん」


笑顔満載の陽姫を見て私は歯切れ悪く返事をする。


「この冊子をつくって欲しいんだけど、手伝ってくれる?」


「うん。もちろん」


陽姫は私だけに頼った訳じゃなかったんだ。


陽姫は初めから池田さんや、この三人組も誘っていたんだ。


私、自惚れてた。


陽姫が私だけを頼ってくれるなんて、ありえないのに。