新一「笑愛、こいつと知り合いか?」




質問に質問で返してこないでよ




笑愛「ええ、まぁ


あぁ、そうそう。これは返すね。真くん」



真「いらないのか?」




当たり前でしょ




こんなもの持っていたら




笑愛「個人情報もクソもないでしょう」



真「んー、いや別に笑愛だし良くね?」




真くんらしいわね




笑愛「はぁ、分かったよ


直接あの黛先輩に返したらいいのよね?」




真「どこでそうなったのか、詳しく説明して欲しいな


僕はそんなこと一言も言っていないのだが」




だってあなたが受け取らないのでしょう?



笑愛「だってこれ、真くんが作ったものじゃなくて黛先輩が作ったものでしょう?


真くんこんなの作れないことぐらい私知っているもの


となると前私の元に訪れた高尾くん、黛先輩、黒子くん、真くんの中で1番不思議なものを持っていたのは黛先輩だけだったしねぇ


黒子くんと高尾くんは常識人だし、そんなもの作らないでしょうしね



となると常識がないあなたが好奇心旺盛な黛先輩を誑かして作らせた、って思うのが普通でしょう?」