有希子「ありがとう、お父さん」



彰「なに、私にとっても可愛い孫なんだ


このくらいなんともないぞ


有希子に優作くん、新一に笑愛またいつでもここにおいで」



私たちは口々にお礼を述べてその場から退散した



(回想終)



あの日から笑愛は私のことをお母さん、優作のことをお父さん、新ちゃんのことをお兄さんと呼ぶようになった



家族相手に敬語は変だということで敬語も辞めさせた



志保「全く、有希子さん相手に敬語は抜けるのに私じゃ無理なのはなんでかしら?」



笑愛「だって、お母さんなんだもん


お母さんが家族相手に敬語は変だって言うから...」



志保「じゃあはっきり言うわ



友達相手に敬語も変よ、今すぐ辞めなさい」




志保ちゃんの凄みに笑愛も諦めが着いたようで



笑愛「分かったよ、敬語は辞める」



と言っていた



それから一週間後




ようやく笑愛が学校に通う日が来た



有希子「笑愛、行ってらっしゃい


十分気をつけていくのよ?


お母さんこれから行かなきゃ行けないところあるから一緒に行けないけど...」



心配性な私を笑愛は宥めて出発して行った




気をつけてね、笑愛