小五郎「んあ?誰だーってコナンのお母さんじゃありませんか!

どうされましたか?」



文代「えぇ、実はですね、今までは日本で働いていたのでこの子のここで住みたいという我儘を毛利さんにお願いしていたんですが、この度海外に転勤になったのでやっぱり小学一年生を日本に残したまま行くのは忍びないし、毛利さんにも迷惑だと思うので引き取らせてもらおうかと...


今までご無理を言って申し訳ございませんでした」



蘭が悲しそうにしたのを俺は見逃さなかった



でもごめんな、蘭



俺はやっぱりお前の幼馴染としてお前のそばにいたいんだ




蘭「仕方ないわね!


コナンくんバイバイ!日本に帰ってきた時はまたここによってね!」



小五郎「わかりました、こちらこそ今まで預けて頂いたおかげで賑やかになって楽しかったです


こちらこそありがとうございました



じゃあな、坊主


元気にしとけよ!



わたくしどもで帝丹小学校の方には連絡しておきますので...」





おっちゃん...




あのへっぽこ推理しかしなかったおっちゃんも最近では筋の通ったしっかりとした推理をするようになったし、なにより眠りの小五郎が出てくることが少なくなった




最近では私立探偵から国立興信所の職員にならないかと誘いが来るくらいだ



俺が代わりに推理しなくてもおっちゃんはもう探偵として立派になった



心残りもない



そう思って俺は今までの感謝の言葉を述べ毛利探偵事務所を後にした