連れていけって言う事ね




コナン「...わかった」




そう言って新ちゃんは部屋を出ていった



ついて来いって意味なんだろうね



昴「笑愛さん、行きましょうか


有希子さん、優作さん、笑愛さんとコナンくんは僕が見ときますね」



そうね、もう夕方だしそれが有難いわね



有希子「じゃあお願いね昴くん


笑愛、行ってらっしゃい」



優作「行ってらっしゃい」




笑愛「..行ってきます」



小さな声ででもはっきりと答えてくれた




二人を見送ったあと私は優作に問う



有希子「ねぇ、優作


戸籍を作るのならやっぱり法務省に行くべきかしら」



法務省には実を言うと行きたくない



優作「お義父さんか?」



現法務大臣は私の父だ



仲が悪いわけじゃない



だが、父は仕事柄人を疑うことを余儀なくする



その一方私は人を疑うことが大の苦手だ



だからこそ会いたくない



会う度に父の嫌なところを見るのが好きじゃない



でも、笑愛のためには行かないといけないわよね




有希子「うん...でも大丈夫


ちゃんと父に説明して納得してもらうわ」



父は人を疑うことを余儀なくしているが根はいい人だ


身内には優しい



だからこそ事情を話せば笑愛のことは認めて貰えると思う



だが、父から他に情報が漏れた場合恐らく笑愛は一気に目立ってしまう



だからこそ怖い



父は情報を漏らしたりはしないと信じたいけど...



でも、まぁそんなこと考えている時間もないし