チャンスはすぐにやってきた。


大掃除の時間、私は彼と同じ教室の掃除を任された。


ヤッタ-!!!
絶対しゃべるぞ☆★


「山川ー!!!」


この声は………


「石村か…。」


石村浩也。小学校からのくされ縁で唯一仲の良い男友達だ。


「俺じゃ何か不満なのかよ??」



「別に不満って訳じゃーないけど…。」



その時だった



「イッシー!!」



聞き覚えのある声で石村(=イッシ-)を呼ぶ。



「宏じゃん。どした??」



やっぱり!!!
川口君だ……。