よかった、なんかラッキーだなぁ。帰れる!


「あっ先輩ー♡」


そんなピンク色の声に気持ち悪いと思いながら柏木先輩の横を通り過ぎる。

その時私は1つ最悪なことをしてしまった。

あのいじめられてます感たっぷりのノートを落としてしまったのだ。

しかもそれに気づかずに帰ってしまった。