あぁ、今日はカラオケか。


「美彩、はやくジュース持ってきてよ」


そう言って私にグラスを押し付けてくる。

私は歌わないのにお金を払ってただジュースを運ぶだけ。

私がいる意味なんてない。

分かってるけど抵抗なんてしたらきっともっと酷くなるから、これでいいの。


『わかった…』