俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡



「そ、そう言うんだったら離れてよ...」


だってそうでしょう?


こんなのおかしい。


だって、さっきよりも距離が近くなってる。


距離なんて一ミリもないじゃないか。


全然、なだめになってないよ。


むしろ、さっきよりもわたしの鼓動は速くなってる。


抱き締めるぬくもりと力強さだけでどうにかなってしまいそうで、

そうなる前に自分から離れなきゃ。


手をよじらせて洸の胸板を手のひらで押したけど、そんなのまったく意味なかった。


「もう一度言う。悪いけど、それは無理だ」


洸はそうだけ言って、いまだ洸の胸板にあるわたしの手首を捕まえると、

そのあとはもう糸も簡単にわたしの上に彼はいた。


あっという間にぽすん、とベッドに着地したわたしの背中。


経験のないわたしでも、これはさすがに緊急事態だと認識する。


キケンすぎる。