俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡



もうやだ、恥ずかしすぎてしんじゃいたい。


洸の言う理性とかは意味わかんないし。


やっぱり家になんて来るんじゃなかった...。


どうせわたしの“思い違い”だろうし、洸はからかってるだけなのに、わたしばっかり頭いっぱいになって馬鹿みたい...。


感情がぐちゃぐちゃになりすぎて、泣きたいわけじゃないのに勝手に涙がこぼれ落ちた。


「...晴香?」


驚いたように声をかけられる。


「...もう...見ないでよお...」


この涙もこの気持ちも...全部、洸のせいなんだから...。


「なんで泣くんだよ?」


見ないでって言ったのに、まるで泣き顔を見たいかのように顔をのぞきこんでくる。


「洸が...っ意地悪ばっかりするからでしょ...!?

わたしが免疫ないからってからかって面白がらないでよーーっきゃあ!」


言い終わるころ、フワリと体が宙に浮いて、驚いて涙もピタリと止まった。


その代わり、一瞬なにが起きたのか頭がついていかず目をパチクリさせた。


洸はわたしを軽々と抱き上げると、そのままベッドに移動し座らせた。


その隣に当たり前のように座ってきて、

まるで一連の流れかのようにわたしを自分の胸に閉じ込めた。


「...泣かせて悪かった」


そんな優しく落ち着いた声が頭上から降ってきた。


ぎゅっと抱き締めてわたしの頭をそっと優しく撫でる。


胸がきゅうっと痛いくらいに締め付けられた。


ゴツゴツした体を目の当たりにして、

洸はわたしをなだめようとしてくれているのかもしれないけど、

わたしからしたらまた頭の中が混乱してきた。