俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡



「やっと来た」


そのとき奥からジーンズとTシャツのラフな格好の洸が現れた。


制服姿しか見たことないから雰囲気がかなりちがう。


でも、それはいい意味であって、悔しいことに間違いなくかっこよくて。


「お前、ずっと外で行くか行かないか迷ってたのかよ?」


「ち、ちが...っ」


「フッ。上がれば?」


「おおおじゃまします...」


ニュールサンダルを脱いで、一歩足を踏み入れる。


ほんとに来てしまった。洸の家に。

わたしは信じられなかった。


「もしかして一人暮らしなの?」


奥に進む彼の背中に着いていきながら、頭に浮かんだ疑問を尋ねてみた。


だって、玄関に洸らしき靴しかなかったから。


「ああ。そうだけど?」


当たり前のように答える洸に、また度肝を抜かれる。


こんな広い家にひとりってこと!?


さ、さすが社長の息子だ...。