「お前の席は、ココだろ?」 彼はそう言って持っているシャーペンで昨日わたしが座っていた席をつつく。 「そ、そんなの決まってないでしょ」 「決まってんだよ」 「それは望月くんが勝手に...!」 「いいから来いよ。な?」 「...っ」 まるでわたしがちゃんと来ることを確信しているような言い方。 強引なのに、なんだか甘みのある口調にドキッとした。 ドキッとなんて、したくないのに。 わたしの心臓はわたしの意図とは関係なく高鳴ったり落ちたりするもんだからしょうがなくて。