わたしもしかして、間違えて隣の教室を開けてしまった? そう思って確認するけれど、ここはたしかに1ヶ月前まで毎日通っていた場所で間違いなくて。 それなら...望月くんが、まちがえた? いや、それもないだろう。 それなら、なぜ、どうして、 彼がここにーー。 「どうしたの?ここ、座りなよ」 彼は不思議そうにわたしを見つめて、自分の隣の机の椅子を引いた。 「あ、う、うん...っ」 返事をしてからもすぐには動けず、ワンテンポ遅れて彼の隣の席に腰を下ろした。 いったいなにがどうなってるの?