二回目、晴香は病室のベッドにいなかった。
まさかもう退院...いや、そんなはずはない。
病院を一周まわっているとーー晴香を見つけた。
ソファに座っていた。
その晴香のもとへと近づくうちの制服を着た女子。
女子にしては背が高く大人っぽい顔つきをしている。
見たことがある。
きっと彼女と同じクラスの友達だろう。
その友達は晴香にたった今買ってきたのであろうペットボトルのりんごジュースを渡していた。
「さっすが紗由理!わたしの好みわかってるね~!」
「だって晴香いっつもそれ飲んでるじゃん!あと炭酸飲めないんだよね?」
どうやら真瀬晴香はりんごジュースが好きで、炭酸は飲めないらしい。
俺は頭の中に自然とそうインプットした。
紗由理と呼ばれる友達と笑って話す晴香はとても印象的だった。



