たぶん、というか絶対、わたしがメールしたことについてだよね...。


なに言われるか怖いけど...電話の向こうの彼はとても優しい声をしていた。


悪い要件ではないのかもしれない...。


30分すぎになって、お母さんに声をかけてから、家を出た。


空は洸が見ていた空より暗くなっていた。


カフェについて、わたしはふたり用のテーブルに先に座っておくことにした。


「真瀬、お待たせ!」


ほどなくして笑顔の彼がやってきた。


よかった、やっぱり安心していいのかも。


怒ってるわけじゃないんだ。


表情と声色で読み取ることができた。


でもまさか、


「真瀬、ありがとう!!」


お礼を言われるとは思わなかった。