無事隣に座ることに成功したわけだけど、もう、心臓が甘くしめつけられて苦しいよ。
隣の彼にドキドキが伝わりそうでこわくなる。
かっこいい、ほんとにかっこいい...。
だけど隣を見るわけにはいかない。
そういう意味では、向かいに座ったり、つりかんに立ったままのほうが、彼を眺められる。
だけど、眺めるのとこうして隣に座るのとじゃ、全然違うことをわたしは初めて知った。
電車が、ゆれて、
彼の肩が、トンーーとわたしの肩に触れた。
ひゃああああーー。
もう、死んでもいい...。
......好き。
好きです。
名前も知らないあなたのことが、好きなんです。



