いじわるな藍川くんの愛が足りない



つまり、彼の隣が空いたってこと。


座りたい、すごく座りたい...!!!!


当たり前に衝動にかられる。


しかも運のいいことに、誰も座ろうとしない。


これは座るしかない。


こんなこと、今までなかった。


これはきっと、夏休み前に神様がごほうびをくれたんだ。


そうにちがいない。


わたしは平然を装って、そこの空いている席に座りますオーラを出しながらそこに近づいた。


ほんとにわたしが座れるよ、これ。座れちゃうよ。


心臓がドキドキ脈を打って、頭がのぼせそうになる。

きっと気温のせいじゃない。


よかった、藍色の彼は目を閉じたままだ。


もし目を開いていたら、わたし絶対、座れなかった。


だから寝ててくれてよかった...!!