いじわるな藍川くんの愛が足りない



意味がわからない。


展開についていけない。


彼にベッドに下ろされーー

わたしのどきどきは最高潮に達した。


こんなの人生ではじめてだ。


彼の吸い込まれそうな瞳にじっ...と見つめられ、息がしにくくなる。


心臓が暴れるなかわたしは意を決してぎゅう...っと目をつぶったーー


「......期待してるとこ悪ぃけど、アンタに手出すほど飢えてねぇから」


そんな言葉がベッドの横からふってきて、わたしはバチッと目を開いた。


「なななななにも期待なんかしてない!!」


ガバッと起き上がりベッドから下りようとしたら。


「タコみたいに真っ赤。

...いいから、寝とけば?」


「...え?」


「午後の授業までまだ30分以上あるし」


「...寝れるわけない」