「盗み聞き?趣味悪」
木の裏でワナワナしていると、横から現れた彼。
びっくりしてビクッとしてしまう。
わざとじゃないから!わたしもここが掃除場所なんだから、仕方ないでしょ!?
なにがうれしくて告白現場なんて盗み聞きしなくちゃいけないの!!
そんな言葉をぐっとおさえてわたしは裏門の外側に移動してほうきで葉っぱをかき集め始めた。
言い返さない。無視するって決めたから。
「なに?シカト?」
はいそうですシカトです。
「そんな生意気な態度とるわけ?」
わたしと藍川くんは同い年なんだから、生意気とか言われる筋合いないし...。
この人はわたしになんの恨みがあって意地悪してくるんだろう。
わたしはただあのとき、純粋に君のことが好きだっただけなのにーー
「...拗ねんなよ?」
「!拗ねてないっ!」
思わず言い返してしまった。



