いじわるな藍川くんの愛が足りない



というか、なぜホッとしているんだろう。


気にしなくていいことなのに。


わたしにとって、あの人はもうなにもない人。


そして、あの人にとってはわたしはもっともっとどうでもいい人。


だから、わたしもどうでもいいと思っていいはずだ。


夏休み1ヶ月のあいだに、あの人への感情は確実に薄れていった。


今はもうないに等しい。


舞が言っていたとおり、今日からイケメン探しに行こう...!!


そんなことを考えながら、電車から下りたわたしは高校まで全力で走って向かった。