いじわるな藍川くんの愛が足りない



「詩織ー!舞ちゃん来てくれたよー!」


一階からお母さんの声がする。


夏休みに入り、一週間。


今日は舞と遊ぶ約束をしていて、舞ははじめにわたしの家に来てくれた。


...きっと、わたしに気をつかって。


ガチャッ


わたしの部屋に舞が入ってきた。


「詩織~来たよ~...って、詩織!?黒いオーラはんぱないよ!?」


「舞~...」


「あれから一週間経ったし、だいぶ落ち着いてると思ってたけど...まだみたいだね」


舞はわたしのそばに腰を降ろした。