それからと言うもの
全員が必死になって
部活に打ち込むようになった。
そして沙耶が
キャプテンになった。
沙耶はしっかりとしていて
涙はあまり流さないような
強い心を持った子だったため
みんなぴったりだと
思っていた。

そんなことがあるうちに
長いようで短かった
辛い夏休みが終わった。
夏休み中の強化リーグを
含めての練習試合14試合は
全て冨ヶ陵中が勝利すると言う
輝かしい夏休みであった。


学校が始まる。
学校が始まっても
部活は毎日ある。
週1で休みがあるくらいだ。
それでも女バスといる時間は
大切な時間だった。

いつも通りの学校…
いつも通りの部活…
いつも通りの毎日だった。