秘めた想い

この話は生徒が先生に秘かに想いを寄せている片想いの話です。

最初は片想いですが、後に両想いになるかもしれません。


私は女子高生の夏目 水綺。
何処にでもいる普通の女の子である。
しかし、私は1人の先生に恋をしている。
その先生の名前は、坂下 蓮先生。
授業の時、必ず眼鏡を掛けていて見た目がクールな感じの先生だ。

「授業始めるぞー!」

先生がそう言うと、ガヤガヤしていた教室が静かになった。

因みに先生は私のクラスの担任でもあり、現国教師でもある。

「今日は・・・」

そして、今日も先生の授業が始まる。
私はいつも先生が黒板に字を書いてる姿をジッと見つめている。
今日もジッと先生を見つめていると、急に振り返り私と目が合ってしまった。

私はびっくりして目を逸らしてしまった。

「じゃあ、この問題を夏目! 解けるか?」

先生が私の名前を言うから私は動揺して、
「ひゃい!」
と返事を噛んでしまい周りの生徒に笑われてしまった。
あまりの恥ずかしさに俯いていると、先生が「お前ら、夏目をからかうんじゃない!」
と注意してくれた。

先生が注意してくれたおかげで周りの生徒もすぐに静まり返った。

「先生...ありがとうございます。」
私が先生にそう言うと、先生は優しく微笑み「気にするな。」と言ってくれた。

その笑顔を見て、私はますます先生の事が好きになっていくのであった。

そして、放課後のホームルーム。

「今日やった授業のノートを集めるから誰か集めて準備室に運んでくれないか?」と先生が言ったので私は手を挙げ「はい!」と返事をした。

「じゃあ、頼むな夏目。 1人で無理だったら先生も手伝うから。」

「はい! なるべく、1人で頑張ります!」
と私が言うと先生は「あまり無理するなよ、女の子なんだから。」と言ってくれた。

結局、1人では無理だったので先生に手伝ってもらい準備室にノートを運んでいった。

ノートを運び終え先生は「夏目、ありがとな。先生助かったわ。」と言われて私は「いいえ! 先生の役に立てて良かったです!」と言った。

そしてその日は、先生と少しの間だけ2人きりになれたので私は幸せな気持ちだった。

先生はまだ私の気持ちに気付いてないだろうけど、いつか私の気持ちに気付いてくれると良いなと思っています。