「知ってるよ?」 あたりまえじゃない。 どっからどうみてもあんたは男子よ。 そう思ってわたしが答えると、 亜蘭は力尽きたようにわたしの顔の隣の毛布に 顔を埋める。 「…あそ。 だからさ、お前俺の彼女になれよ。」 …はい?