わたしがそう言うと先生は

ふっと笑った。



「ほう、それは何故。

ま、理由聞いてもガキのことなんてあんま聞かねーし、結果死ぬのは変わりねけど」






「…じゃあ、先生。
死ぬ前にわたしと恋してください。」







沈黙が流れる。

先生はまた興味深そうに笑った。

「なにそれ、おもしれーじゃん。

そーだな、わかった。

俺を本気で落としてくれたら、俺は死なねー。」