わたしは都内の高校に通う普通の高校生

宮ノ越 麗(みやのごしうらら)。

わたしは親からしつけられ

大事に大事に育てられた箱入り娘で

高校に入って初めて恋に落ちた。


その相手は先輩でも同級生でもない。

わたしの初恋は英語教師の

菊山 梓先生だ。


「はぁ〜カッコいいなぁ〜」


廊下をみながらぼやくと親友の

叶野 美希が失笑する。


「まーたそんな事言って。

目冷ましなさいよ、たしかにカッコいいけど彼女いるでしょ。」


ぎくっありそうだったから触れなかった事を…!


「うるさいなー」


そう言って流す。