俺様王子はわたしに甘い


「あれ、何。可愛いね、

一年生?重そーだね。前見えなくて頑張ってんなー。(笑)」

そう言われてもわたしは無視した。

こういう先輩は嫌いだ。

言うだけ言って持ってくれないんだから。

「持つよ。」

そう言ってわたしの手に囲まれたダンボールのひとつが無くなり、

前もみえて軽くなる。

「優斗っ!」

優斗はそのあと先輩の方をギロっと睨んだ。

「ありがとう。」

「梅澤が俺のことわざわざ呼びにきたんだよ。

だから来た。」

なんだかムスッとしているのは

本当に嫌だったんだね、と思う。