「あみ~!!」

万里歌が走って、あたしの元へ駆け寄ってきた。

緊張していたあたしは、万里歌が寄ってくれてきて少しだけ、緊張がほぐれた。

「万里歌~!!

おはよっ!!」

「おはよっ!!」

あたしは今日から中学生になるんだ...!!

楽しみだけど、不安のほおが大きい...

でも、中学校生活enjoyしなきゃね!

なんて、1人で考えながら、万里歌と一緒にみんなのいる所へと駆け寄った。

「これ、なんでここに集まってんの?」

万里歌が誰かに聞いていた。

「あーこれ、クラス発表のやつだって。」

へー、と思いながら、それを見ていた。

あたしの通う坂田間(さかたま)中学校は、近くの中学校よりも全校生徒の人数も多い中学校だ。

クラスは全5クラス。

小学校では見たことのないクラス数だった。

そんなことを思ってると...

「あみ~!!

クラスどこか見てみようよ!」

「あっ、うん。」

あたしは1組から自分の名前を探し始めた。

この学校はあいうえお順だから、真ん中らへんだろうと思い、真ん中のほうで自分の名前が無いか探してた。

そこに、

「あみ~!!

万里歌と葵美同クラだよ!!
3組!!
めっちゃ嬉しい!!」

「えっ、ほんと!?

えっ、めっちゃ嬉しいんだけど...!!」

ほんとに嬉しかった。


あたしは、3組のメンバーを見てみようと思ったら、知ってる人が普通に多かった!

そんなことを思ってると...

「あみ~!!

教室行こっ!!」

「うんっ!!」

ほんと、この3組で1年間一緒だったら、すごく楽しめそうな気がした。