「マイ~!クラス離れてる~」

クラス表に群がる新一年生の中から
私に向かって走ってくるのは
同じ中学からの親友の倉木里奈(くらきりな)
そんな彼女とクラスが離れただけで私の理想と違うのだ。

「えー!うそだー!りな、ちゃんと見てないでしょ!」
「見たよ!疑うなら自分で見てきてよ!」

クラスが違うなんて信じたくない私は自らもクラス表を見に行くことにした。

ドンッ

「痛えっ!」

「あっ、すいません!大丈夫…」

ギロッと睨まれ男の人は去っていった。

少しざわつく周り…

私はクラス表が見たかっただけなのに!!

そのあとクラス表がみれるはずもなく
りなのところに逃げた。