お風呂から上がったわたしは、スマホで舞華に報告する。

すると、舞華から電話がかかったきた。ん?どうしたんだろ?

「あんたたち、キスしてないの?!」

「え?うん。あ、おでこにはしてもらったよ!」

「はぁーーーーー。ばかなの?ばかだよね?うん、ばか」

1人で納得しながら話す舞華。

「あんたはなに、キスしたくないわけ?もっと先輩に近づきたいとか思わないわけ?」

「思うっ!すっごい思うんだけどね…背が高いの。」

2人に沈黙が落ちる。

「…え?何、あんたって肉食系だったっけ?」

「いや、だからね、したいなーって思ったとき背が高くて出来ないの。」

「……あ、そう。彗先輩も、我慢してると思うんだけどなー。言ってみたら?キスしましょうって。」