声が怒っている。こんな彗初めてだ。
ど、どうしよう。ヤキモチ焼いただなんて言ったら引かれちゃうよ…。
でも…

「彗がっ!舞華と歩いてるの見ちゃって…それで、…ヤキモチっ焼いちゃったか、ら…。」

しんっとした空気が流れる。やばい!私今外したっ!

「ごごめん!今の気にしな…」

次の瞬間私の視界が急に暗くなった。
私が彗の腕の中にいるのだ。

「俺…そんな事言われたらまじで期待するよ?」

…期待?期待って、それは、つまり…

「うん。…して。」

好きって事でいいの…?
私だって期待するよ?