月の国は真っ白な髪の毛が特徴的で、地上では高値で売れるらしい 地上に出ると月の民は狙われるため僕は外に出たことがなかった この真っ暗な地下で暮らしてきた 「ピィ ピィ」 「おはようマル」 鳥型ロボットのマルと一緒に この空間にはたくさんの本があった たくさんの機材もあった ここは昔、発明の国でたくさんの光で溢れていたらしい 今となっては豆電球ひとつがついているだけでマルの顔しか見えないけど