しをんもいるとなんだか気まずいような…。

わたしは目の前の信号が青になったのを確認すると足を一歩踏み出した。

「…理人、しをん…
歩きにくいからっ!」

わたしは理人としをんに左右どちらからも抱擁された状態で、身動きがあまりとれないでいた。

「おい、離せよ童貞。」

としをん。
それ原因わたしなんです…!
ごめんなさいっ、

「うるせーお前もだろ、くそ童貞。」